前置詞のニュアンスを理解する?

今回は前置詞についてお伝えします。

以前に前置詞と副詞の違いについて解説しました。
前置詞と副詞の違いとは?

この解説で前置詞と副詞の違いについては
だいぶ理解が深まったのでは無いでしょうか?

副詞もそうですが、前置詞は難しい分野です。
様々な英文を見て慣れる必要があります。

例外も多いので完璧にマスターすることは止めて、
慣れていくことに集中して下さい。

ポイントは英文を前からイメージで理解しながら
前置詞で位置関係を掴んで行く事です。

その為に前置詞は位置関係をはっきりさせる役割があります。

例えばtoは到達を含む方向を表す前置詞ですが、
ほとんどtoの前に出てくる内容を説明する為に
「⇒(矢印)」で置き換えられます。

ですから、例えば・・・
I want to go to a library to borrow some books.

というこの文章は、「私は欲しい(I want)」という願望が
toによって行く(go)の方へ導かれて、私は欲しい(I want)と行く
go)が更にtoによって図書館(a library)方へ導かれ、


更に私は欲しい
(I want)と行く(go)と図書館(a library)toによって
本を借りる
(borrow some books)方へ矢印のように導かれています。

英語はこのように前からどんどん情報を付けくわえて行きますが、
中でもtoはその繋ぎ役として到達を含む方向を表す代表の前置詞です。

もっと簡単な流れで説明しますと以下になります。

私は欲しい、(何?⇒こちらです)行く事を、(どこへ?⇒こちらです)
図書館へ、(何しに?⇒こちらです)本を借りに。

このようにtoは前の内容を受けて⇒(矢印)のように「それはこちらです」
という意味合いをいつでも出しています。それが単に名詞の前に置かれる
前置詞であっても不定詞(toと動詞の原形がくっついたもの)と
呼ばれるものであっても全く同じです。

また別の前置詞の例では・・・

I live in Tokyo.

という文章に出てくるinは基本的に包み込む
イメージを持っています。

すっぽり中におさまっているというイメージです。
上の文章だと東京にすっぽり収まっているというイメージです。

前置詞は名詞とくっついて1つの形容詞あるいは
副詞となり得ますが、意味は結びつく名詞によって多義に渡ります。

だからこそ難しいのですが、前置詞は基本的には位置関係を表します。

主人公(主語)と動作(動詞)で言いたい事を言った後に補足して
追加情報を伝えるのにとても便利なものです。

以下に基本的なものを載せますので参考にして下さい。

to・・・ 到達を含む方向を表すニュアンスで矢印で捉える

She went to the station.
駅に向かって(矢印)到達しているニュアンスも含む。

I want to buy it.
私がしたいという事が買うに向かって(矢印)到達している。

for・・・到達は含まない方向を表し、方向から派生して目的や理由も表すニュアンス

She left for the starion.
駅に向かっているが到達までイメージしていません(もしかすると
駅に行かずに途中でお店に寄っているかも知れない)。

with・・・つながりのニュアンス

She will go to the shop with him.
彼女がお店に行く予定というだけでも良いが、追加情報として
himとつながりを提示しています。

himと繋がるというイメージがあるからこそ「一緒に」と訳す感じ。
ちなみにwithoutwithoutつながりから出るというイメージで
「つながりがない」です。

by・・・そば(近く)のニュアンス

She was standing by the door.
彼女はその時まさにドアのそばに立っていたのですが、ドアのそばという
イメージがbyにはあります。良く受動態(受け身でbe+過去分詞と呼ばれるもの)で動作を行った
対象がbyで示されますが、それも「そば」と考えれば問題ありません。

This picture was painted by John.
だったらpainted by John.で「描かれた」と「ジョン」がそばにいたら
自然とジョンに描かれたと解釈すると思います。

from・・・起点から離れて行く(完全に分離)ニュアンス

Paper is made from wood.
紙は完全に木から分離しているイメージ。

of・・・起点から離れて行くがまだ繋がっているニュアンス(完全に分離していない)

This desk is made of wood.
机はまだどこか木と繋がっているイメージ。少し変な例ですが、
あなたの体にイボが出来ている場合を想像してみてください。

イボと体は繋がっています。イボof体のようなイメージです。
しかしイボを手術して完全に取り去ったら?
イボfrom 体のイメージです。

あるいは生卵を想像してください。黄身と白身の関係にも似ています。
黄身of 白身のようなイメージです。そして黄身が完全に白身と分離している時には
黄身 from 白身というイメージです。

at・・・点でふれているニュアンス

She woke up at 7am.
時刻は点で表されるイメージ(タイムラインのようなもの)なので
その上に触れているイメージからatが使われます。

She arrived at Tokyo.
東京という点に到着したので、東京駅か何かをイメージさせる。
次のinとも比較してみて下さい。

in・・・中にすっぽり収まる、包み込むニュアンス

She lives in Tokyo.
東京に住んでいますが、東京という中にすっぽり収まっている
イメージなので具体的に東京駅というイメージというよりも東京全体をイメージさせます。

地図をイメージすると分かりやすいです。

前述したat Tokyoなら地図上で東京の1点、例えば東京駅を見ており、
今回のin Tokyoなら地図上で東京全体を見ているイメージです。

on・・・接触、ピタリとくっついているニュアンス

She looked at a clock on the wall.
接触していれば決して上では無くてもよいので、on the wall
ように壁に触れている状態でも使います。

off・・・onの反対で接触していない状態のニュアンス

She fell off the stage.
ステージから離れている状態

over・・・覆いかぶさっているニュアンス

She put her hands over her face.
彼女は手で顔を覆っているイメージ。
水たまりなどを飛び越える時もoverを使います。

about・・・周りあるいは周辺というニュアンス

She is about to have coffee.
彼女はabout以下の状態(is)であり、about以下の周辺にいる状態です。
それはコーヒーを飲む周辺(have coffee)なのでもうすぐ
コーヒーを飲むという状態です。

以上が代表的な前置詞とそのニュアンスです。

前置詞は他の単語とくっつくと意味が様々に変化するので
基本的なニュアンスを理解しておきましょう。

あくまでも話し手がinよりもatの方がしっくりくるなら
I am living at Tokyo.(inではなく)でも正解です。

その話し手にとってTokyoは世界から見たら点に過ぎないと
感じているのでしょう。

杓子定規にテスト英語のような正解・不正解で前置詞を捉えると
面白く無いのでニュアンスを理解する事を優先しましょう!

 

 

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