本日は英語リスニングが上達しない時にやる
2つの事についてお伝えします。
英語のスピーキングも難しいですが、
リスニングも題材によっては難しいですよね。
何度聞いても分からない、どうしても早くてついていけない・・・
とにかく英語のリスニングをしていて壁に当たったと
感じた時は実行してほしい2つの事があります。
基本的に上級者というよりも初級・中級者の方々に
やって欲しい事です。
そしてその英語リスニングの内容を確認できる
スクリプトが存在するという事が大前提です。
スクリプトとは実際の英語リスニング内容が
文字情報になっているモノです。
それでは1つ目ですが、まずそのスクリプトを
確認するという事です。
字幕でも良いですし、とにかく目で文字として認識できるモノです。
ただし、直ぐにスクリプトを確認してはいけません。
先日もお伝えした推測領域を鍛える力が弱まるからです。
数回聞いて、どうしても分からない場合のみスクリプト
を確認する方法を取って下さい。
そして2つ目です。ここからが大切です。
スクリプトで確認した時に原因を探って下さい。
何が原因で聞き取れなかったのか?という事を見つけるのです。
まずは以下の3つからその原因を探ってその原因に対する対策を
以下のように行って下さい。
1:英文を見れば意味は分かる
原因:音の繋がりが分からない
対策:英語発音強化2:英文を見ても意味が分からない
原因:文章の構成が分からない
対策:英文法強化3:英文を見ても意味が分からない
原因:単語の意味が分からない
対策:語彙力強化
1番目のスクリプトの英文を見れば意味は分かるケースでは
音が速すぎたり、子音と子音が繋がって消失する音
(リエゾン・リンキング)が原因で聞き取れないケースです。
音のスピードやリエゾン・リンキングに対応するには
自分の英語発音力を上げる事が非常に有効です。
たくさんの英文を聞いて音に慣れるのも一つの方法ですが、
英語発音を強化した方が確実に早く聞き取れるようになります。
自分のプロデュースできる音はスピードが速くてもついて
いけるようになります。
2番目と3番目はそもそも音を認識する以前の問題で
英文自体が読んでも分からないと聞いても分かりません。
ネイティブや帰国子女のように英語を言語形成期前(15歳ぐらい)
に音として認識し学んできた人には文法や単語が文字レベルで
理解できなくても音レベルで反応はできます。
しかし我々のように日本で生まれ育ち後天的に英語を
学んで来ている人にとってはその技を会得するのは
至難の技です。
地道な作業になる場合もありますが、
英文法や語彙力の力を上げる必要があります。
もちろんどうしても英文法が苦手な場合はフレーズを
大量に丸暗記していく事でも対応は可能ですが、
あまり効率的ではありません(効果的ではあります)。
そして一番やっては行けない事が、スクリプトを見てただ
スッキリした感覚だけを持つ事です。
それでは次に繋がりません。
推測領域の範囲内で理解出来ているなら、それで良し
としてもいいですが、全く何を言っているのか皆目検討も
付かない英文は必ず原因を分析してみて下さい。
おのずとご自身の弱点が見えて来ます。