今回は英文法に出てくる動名詞と分詞についてお伝えします。
動名詞とは「動詞+ing」で表されます。
分詞とは同じく「動詞+ing」で表されるのが現在分詞、
動詞+edという過去形または不規則に変化する
過去形の動詞(ex:writtenなど)が過去分詞になります。
だからと言って数式のように覚えるのではなく、
今回もなぜ動名詞や分詞を使うのか?という目的をしっかり理解しましょう。
動名詞を使う目的は名前の通り、動詞の意味は変えずにingを付けて
名詞としての役割を果たして欲しいからです。分詞を使う目的は動詞の意味は変えずに形容詞的な役割を
果たして欲しいからです。
例えば動名詞で言うと
I like playing the piano.
であればplayという動詞を名詞の役割・意味として
使いたいからplayingという動名詞として使用しています。
以前にお伝えした不定詞のto playと同じ役割です。
基本同じですがto playはto doリストのようなイメージで
playingはingがついているので躍動感(動き)を感じるイメージです。
また現在分詞では
The boy sitting on the bench is my brother.
であればsitという動詞をthe boyに彩りを与える
形容詞としての役割・意味として使いたいから
sittingという現在分詞を使用しています。
動名詞と現在分詞は形が似ているので混同しそうですが、
そもそも使う目的・役割が異なります。
また過去分詞で言えば、
以前にもお伝えした過去から現在の繋がりを表現したい時の
現在完了形でも使われたり(have+過去分詞)、
受動態(be+過去分詞)という受け身の意味を伝えたいときに
使われたり単純に形容詞的な役割で使われたりと多義に渡ります。
I have lived here since 1990.(現在完了で使われる過去分詞)
The letter is written in English.(受け身で使われる過去分詞)
Do you like boiled eggs?(形容詞的に使われる過去分詞)
過去分詞は単純に動詞にedを付けるタイプと過去・過去分詞が
不規則に変化する動詞では変化したものを使います。
ex:
give(現在) gave(過去) given(過去分詞)
build(現在) built(過去) built(過去分詞)
run(現在) ran(過去) run(過去分詞)
などです。
なんだよ!全部後ろにedつけるとか統一してくれよ!
という声が聞こえてきそうです。
私も過去にそんな不満を叫んでいました。
しかしこれはルールなので動詞によっては変化する
内容を覚えておく必要があります。
また過去分詞は基本的に「〜された状態という受け身な
形容詞的イメージ」と「〜した状態という過去のイメージ(完了形)」
を持っておきながらそれぞれの役割と目的を理解すると良いです。
以上、今回は動名詞と分詞についてお伝えしましたが、
いつも通りその目的を考え、その目的に沿って音読して
「感じる」事で初めてテストではなく活きた使える
英文法に昇華していきます。
実践していきましょう!