今回は英文法に出てくる関係代名詞についてお伝えします。
いつものように数式のように覚えるのではなく、
今回もなぜ関係代名詞を使うのか?という目的をしっかり理解しましょう。
関係代名詞を使う目的は人や物・動物などを文章で
説明・修飾したい時に使います。それによって文を途切らせる事なく追加情報を
相手に与える事が可能になります。
関係代名詞が人に対する追加情報を伝えたい時はwhoを使います。
それがものや動物などの場合はwhichを使います。
その両方で使えるのがthatです。
色々詰めすぎると混乱するのでここまで4回に分けて
お伝えしてきましたが、今回は前置詞+関係代名詞に絞ってお伝えします。
第1回目の記事はこちら
関係代名詞の使い方その1
第2回目の記事はこちら
関係代名詞の使い方その2
第3回目の記事はこちら
関係代名詞の使い方その3
第4回目の記事はこちら
関係代名詞の使い方その4
私の指導経験から感じる事ですが、今回お伝えする
前置詞+関係代名詞にとても混同する方が多いです。
良く考えればそれほど難しいものでは無いので
しっかり理解して下さい。
ここまで関係代名詞の説明をしてきましたが、
基本的に関係代名詞は主語や目的語になる「名詞」
に追加情報を与える役割がありました。
その名詞に前置詞が必要な状況なので関係代名詞で
その名詞を代替えしても前置詞は残ってしまうという事です。
例えば、
This is the house.
という文章があるとします。この時あなたは
the houseについて色々な追加情報を持っているとします。
例えば、
He lives in the house(it).
という追加情報です(itでも良いが分かりやすくthe houseと記載)。
これをひとまとめに、
This is the house which(that) she lives in.
とwhichまたはthatという関係代名詞を使ってthe house
の追加情報を途切れる事なく説明しています。
ちなみにこのwhichもthatも省略可能です。
ここで文章最後のinが残っている状態で何か気持ち悪い
印象を抱きますが、この時のinはthe houseが省略された為に
前置詞というよりも副詞に変化していると捉えてもOKです。
その辺りの内容はこちらに詳しく書いています。
前置詞として考えると後ろに続く名詞が無かったり
このタイプの関係代名詞でwhichの場合はinを前に一緒に
繋げることも可能なのですが、その場合にも変な感覚を覚えます。
This is the house in which she lives.
この時thatではこの形はできません(in thatとはならない)。
またあまりこの形は基本的に見かけませんが・・・
inが副詞であれば副詞は基本的に文章のどこにでも入る事が
可能ですのでまず違和感は無くなります。
もう少し例文を見ていきましょう。
The girl is my friend.
I talked with the girl(her).
The girl who(whom) I talked with is my friend.
この時もwithが残っています。
つまり彩を与えたい名詞に前置詞がついてその状況
(場所(in)やつながり(with))を伝える、伝えている場合は
関係代名詞で途切れなく伝える時もそのまま必要になるという事です。
今回の前置詞+関係代名詞の場合も当たり前ですが、左から右へそのまま
感じ取りましょう。
This is the house which(that) she lives in.
→→→→→→→→→→→→→→→→→→→→→→→
こちらは家です、「どれ?それはね」彼女が住んでいる。
The girl who(whom) I talked with is my friend.
→→→→→→→→→→→→→→→→→→→→→→→→→→→
その少女「誰?それはね」私が話した一緒に、は私の友人です。
のように左から右に(英会話なら前から順番に)そのまま
解釈していくだけで混同はなくなります。
以上、今回は関係代名詞についてお伝えしましたが、
いつも通りその目的を考え、その目的に沿って音読して
「感じる」事で初めてテストではなく活きた使える
英文法に昇華していきます。
実践していきましょう!