今回は英文法に出てくる関係副詞についてお伝えします。
いつものように数式のように覚えるのではなく、
今回もなぜ関係副詞を使うのか?という目的をしっかり理解しましょう。
関係副詞を使う目的は副詞の役割として内容を
文章で説明・修飾したい時に使います(副詞は名詞以外の
全てを修飾できる)。また関係副詞を含んだ文章全体で名詞の役割を果たします。
それによって文を途切らせる事なく追加情報を
相手に与える事が可能になります。
関係副詞にも色々ありますが、これまでwhereと
whenについてお伝えしましたが、色々詰めすぎると
混乱するので今回はwhyに絞ってお伝えします。
これまでの関係副詞についてはこちらの記事を参考にして下さい。
関係副詞「where」の使い方
今回の関係副詞のwhyですが、基本的な使い方は
これまでのwhereやwhenと同じです。whyの場合は理由
を指定して「〜する(理由)」という文章を作り副詞の働き
または名詞の働きをします。
分かりにくいので英文を通して説明しましょう。
Let me know the reason.
You look sad today for the reason.
この2つの情報をあなたは持っているとします。
共通する情報としてthe reasonがありますね。
2つの文章でそれぞれ説明しても良いですが、
面倒なので1つの文章で説明します。
Let me know the reason why you look sad today.
(教えて、その理由、なぜ君が悲しそうなのか今日)
となります。ここでのポイントは2番目の文章にある
for the reasonになります。forという方向を示しながら
目的や理由を示す前置詞ごと含めるのでwhyが使えます。
逆にwhyを使わないのであれば、whichでも代用は可能です。
Let me know the reason for which you look sad today.
which(関係代名詞)は名詞の役割を果たすと以前に
説明してきました。名詞の役割を果たすので上記2つの文章では
the reasonのみの共通点を結ぶだけでした。
why(関係副詞)はfor the reasonという副詞としての
役割(look sad for the reason:その理由で悲しそうに見える=
「その理由」が見えるを修飾)まで含めて行くのでfor whichを
使うよりも便利になります。
ここまで前回のwhereやwhenと全く同じロジックです。
つまり動詞の働きをする時に前置詞を使って時の指定
をしなければならない時に前置詞と時ごと関係副詞で
つなぐ為にwhyが使われます。
少し混乱する方は前回のwhereやwhenでも紹介しましたが、
以前に説明した前置詞と副詞の違いを
理解するともっと分かりやすくなります。
またwhereやwhenもそうでしたがwhyにもそれ自体に
the reason(〜する理由)のような理由的な名詞を含んだ状態で
「whyを含む文章全体」が名詞の役割を果たす機能もあります。
以前に説明した関係代名詞のwhatのような使い方です。
例えば、
This is the reason.
I left early for the reason.
This is why I left early.
のように一般的なthe reasonという分かりきった
時であればthe reasonを省略してそのままwhy
で追加情報をつなぐ事が可能です。
This is whyやThat is whyは「こういうわけで・・・」や
「ああいうわけで・・・」という一種の決まり文句として
使われる定型な表現なので上記の分解した構造は理解しつつも
まとめて覚えてしまいましょう。
関係副詞という言葉を聞くと難しいイメージは
あるかも知れませんが、
シンプルに副詞としての追加情報を与える事として
今回はそれが時なのでwhyが使われます。