今回は英文法に出てくる関係副詞についてお伝えします。
いつものように数式のように覚えるのではなく、
今回もなぜ関係副詞を使うのか?という目的をしっかり理解しましょう。
関係副詞を使う目的は副詞の役割として内容を
文章で説明・修飾したい時に使います(副詞は名詞以外の
全てを修飾できる)。また関係副詞を含んだ文章全体で名詞の役割を果たします。
それによって文を途切らせる事なく追加情報を
相手に与える事が可能になります。
関係副詞にも色々ありますが、これまでwhereと
when、whyについてお伝えしましたが、色々詰めすぎると
混乱するので今回はhowに絞ってお伝えします。
これまでの関係副詞についてはこちらの記事を参考にして下さい。
関係副詞「where」の使い方
今回の関係副詞のhowですが、基本的な使い方は
これまでのwhereやwhen, whyと同じです。howの場合は方法
を指定して「〜する方法」という文章を作り副詞の働き
または名詞の働きをします。
分かりにくいので英文を通して説明しましょう。
Let me know the way.
Can I get it in the way?
この2つの情報をあなたは持っているとします。
共通する情報としてthe wayがありますね。
2つの文章でそれぞれ説明しても良いですが、
面倒なので1つの文章で説明します。
Let me know the way how I can get it.
(教えて、その方法、私がそれを得られる)
となります。ここでのポイントは2番目の文章にある
in the wayになります。inという内包を示しながら
手段を示す前置詞ごと含めるのでhowが使えます。
混乱するのであえて上記の文章ではthe wayと記載していますが、
理論上は上記の通りthe way howという言い回しで良いですが
(whyやwhenの時と同様に)実際はこのような言い方はせずに
Let me know how I can get it.で言います。
逆にhowを使わないのであれば、whichでも代用は可能です。
Let me know the way in which I can get it.
which(関係代名詞)は名詞の役割を果たすと以前に
説明してきました。名詞の役割を果たすので上記2つの文章では
the wayのみの共通点を結ぶだけでした。
how(関係副詞)はin the wayという副詞としての
役割(get it in the way:その方法で獲得する=
「その方法」が獲得するを修飾)まで含めて行くので
in whichを使うよりも便利になります。
ここまで前回のwhereやwhen, whyと全く同じロジックです。
つまり動詞の働きをする時に前置詞を使って時の指定
をしなければならない時に前置詞と時ごと関係副詞で
つなぐ為にhowが使われます。
少し混乱する方は前回のwhereやwhen, whyでも紹介しましたが、
以前に説明した前置詞と副詞の違いを
理解するともっと分かりやすくなります。
またwhereやwhen, whyもそうでしたがhowにもそれ自体に
the way(〜する理由)のような理由的な名詞を含んだ状態で
「howを含む文章全体」が名詞の役割を果たす機能もあります。
以前に説明した関係代名詞のwhatのような使い方です。
例えば、
This is the way.
I can get it in the way.
This is how I can get it.
のように一般的なthe wayという分かりきった
時であればthe wayを省略してそのままhow
で追加情報をつなぐ事が可能です。
This is howやThat is howは「こういう方法で・・・」や
「ああいう方法で・・・」という一種の決まり文句として
使われる定型な表現なので上記の分解した構造は理解しつつも
まとめて覚えてしまいましょう。
関係副詞という言葉を聞くと難しいイメージは
あるかも知れませんが、
シンプルに副詞としての追加情報を与える事として
今回はそれが時なのでhowが使われます。