今回はto不定詞が消える英文についてお伝えします。
以前にこちらの記事で消えるパターン
をお伝えしていますので参考にして下さい。
毎回お伝えしますが、英文法を理解している人が良く嘆く
傾向として省略されている事を知らずに・・・
「何でこんな言い回しになるの?」
「自分のリスニング力がダメだ・・・」
と悲観してしまうケースがあります。
良く指導していた時に何度もご相談を受けた案件です(笑)。
しかし実際に省略されているから、聞き取りようがないの
ですが、省略されている事を知らないので、
自分のリスニング力を疑ったりします。
「どうしても聞き取れない・・・」当たり前です。
今回は「to不定詞」が消えるパターンをお伝えします。
to不定詞というのはtoと動詞がくっついた形をしているモノです。
例えば、
I want something to eat.
の「to eat」です。
ちなみに私はこのtoを見たり、聞いたりしたら
常にtoは⇒(矢印)というイメージを持っているので、
何とか形容詞的法とか副詞的法とかそういった
分け方は考えません。
toが出て来たらその後に動詞が来ようが、
名詞が来ようが、その方向へ導かれるイメージです。
だからあまりto不定詞という定義はありません。
もちろん、このベースにあるto不定詞というモノの
知識が無いとそのように捉えるのは難しかも知れませんが、
基本的には上記の通りです。
そして自ら使う時には、動詞を使って表現したい時に
toと動詞のセットをペタッと貼付けるイメージです。
先ほどの例で言えば、
I want somethingまで来て、
食べたいならto eatで補うという事です。
そしてこのto不定詞というモノが英会話では
省略されるケースが結構あるんですね。
to不定詞が省略されると必然的に文章内にあり得ない
動詞が2つあるという状況が起きてしまいます。
(1つの文章に1つの動詞が基本です)
そこで混乱してしまうケースですね。
ただし、パターンは2つぐらいに多く起きている
のでそこを抑えておけばOKです。
【パターン1:goとcomeの後】
これは頻繁に起きますが、
例えば・・・
Go (to) get it.
Come (to) see me.
などgoとcomeを使った短い命令調の時に起きます。
この文章は一見すると動詞が文章内に2つ
入っているので本来はあり得ない文章です。
しかし、本来間に入るべきtoが良く省略されて
いるという事です。
ここで聞き取る時にtoが無いからおかしい・・・
と悩む事はありません。
【パターン2:be動詞の後】
これは例文を見た方が早いと思います。
例えばこんなケースです。
OK, I tell you that all you have to do is
(to) do your homework right now!
あるいは、
Taking a walk is (to) make me feel better.
このようにbe動詞の後に本来は登場予定のtoは
省略されるケースが頻繁に起きます。
ここでも本来はbe動詞の後に直ぐに動詞が来る
というあり得ない状況ですが、単純に
省略されているだけです。
これらの2パターンのように完全に省略されている
ケースもありますし、
あまりにも音が小さく聞き取れないパターンもありますが、
それぐらいto不定詞のtoというものはあまり
重要な語句ではありません。
本当に方向を示したい時に使われるtoの方が
より重要度が高いです(EX:go to the stationなどのto)。
ですから不定詞のtoを聞き漏らしたからと言って
何の問題も特に起きません。